アイディア力を上げよう!!~オズボーンのチェックリストとアイディアマラソン~
アイディアをひねり出すために使える発想法を、「要領が悪かった私がたった5分の頭脳ノートメソッドで記憶力、アイディア力、情報整理力が覚醒した理由」という本を読んで知ったので、メモしておこうと思いました。
その方法とは、「オズボーンのチェックリスト」と呼ばれるものです。
これは、以下に紹介する9つの視点で課題を考えることで、新たな発想を生もうというものです。
- 転用:他に使い道はないか?
- 応用:他からアイディアが借りられないか?
- 変更:変えてみたらどうか?
- 拡大:大きくしてみたらどうか?
- 縮小:小さくしてみたらどうか?
- 代用:他のものでは代用できないか?
- 置換:入れ替えてみたらどうか?
- 逆転:逆にしてみたらどうか?
- 結合:組み合わせてみたらどうか?
やたらめったら考えてみるよりも、どう考えるかという指針があった方が思考もしやすいと思うので、どうすればいいか困ったときに援用してみると良いのではないかと思いました。
思考のフレームとかっていうのですかね。
コンサル系の本によくありそうなものですが、実用的なものであるとは思うのでいざというときは試してみようかなと。
また、アイディアを出す方法としてこの本で他に紹介されていたのが、「アイディアマラソン」というものです。
これは、最低でも1日ひとつアイディアを出すことを習慣化する行動のことだそうです。
本書によると、ソフトバンクの孫社長が若かりし頃にアメリカに留学していた時、この方法を実践していたとのことです。
具体的には、1日に例えば5分とか取って、最低でもひとつなにか些細なことでもいいから思いついたことを必ずメモするようにする。
記述をする際には、特徴や概要を箇条書きで思いつくままに書き、日付やアイディアのカテゴリーを付記しておくとよいそうです。
大事なのは、質より量ということで、しっかりと時間を取って良いアイディアが思い浮かばなくても毎日続けて、習慣化できるようにすること。
これは自分もやってみたいなと思った。
これで良いアイディアをたくさん産めるようになるといいですね!!
要領が悪かった私がたった5分の「頭脳ノート」メソッドで『記憶力』『アイディア力』『情報整理力』が覚醒した理由
- 作者: マルコ社
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2016/11/10
- メディア: 単行本
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価値ある仕事をするには?~イシューからはじめよ~
ビジネスパーソンであると、良い仕事をしたいと思うことだろう。
では、どうすれば良い仕事ができるのか、そもそも良い仕事って何だよ?って言うところに対して、解決策を提示している本が今回読んだ本である「イシューからはじめよ」である。
まず、価値の高い仕事とは何か?
この本では、
・イシュー(issue)の度合いが高い
・そのイシューに対する解の質が高い
という2次元的な考えで定義されている。
具体的にみてみよう。
まず、”イシュー”というのは、日本語で言うと、”問題”となるのであろうが、それだとまだ漠然としていてよくわからない。
本書では、さらに踏み込んだ定義がされていて、次の2つの条件を両方満たすものとしている:
A)2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
B)根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
そして、”イシューの度合い”というのは
”自分の置かれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ”
というものであるらしい。
つまり、自分にとって重要な問題ということになるのだろう。
一方で、”解の質”に対しては、
”そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い”
とのこと。
価値のある仕事といった時に、真っ先に思い浮かぶのは良い結果を出そうとする、すなわち解の質にこだわってしまうが、そもそも対象としている問題=イシューが重要なものであるかどうかという点も考慮しろと言っていると感じた。
簡単に言うと、些細な問題に大事を取るなってことであろう。
本書でも、解の質を上げていって価値のある仕事をしようとすることを”犬の道”と呼んでいて、そのようにするなと言っている。
すなわち、一心不乱にたくさんの仕事に取り組んでも、価値ある仕事というものは生まれるわけではないと。
良い問題を解いてこそだそうだ
受験とかでも、良問を何度も解けとよく言われるのはそういうことなのだろう。
また、その点では無意味な努力をするなと言っていて、”とりあえず努力と根性だ”精神の完全否定だなと感じた。
ではどうすればいいかというと、最初にまずイシューを見極めろということだそうだ。
タイトルの「イシューからはじめよ」というのは、良い問題をまず用意しろということなのだろう。
そこでこの本では、よいイシューの3条件を挙げているが、ここで自分が面白いなと思ったのは、現在の自分の技術・状況で答えを出すことができるものであれと言っている点である。
触れてはいけない問題に深みにハマるようなことがないようにとのことである。
この考えは賛否両論ありそうだなと思ったのだが、現実的に解けそうな問題に着手するという考えも持っていて、ふとしたときにどうなんだろうと思案するのもいいのではないかと感じた。
問題は解かれるべきであるという感じで、いかにもコンサルタントの方が書きそうな気がするものである。
一読してみて、仕事とは努力で見るのではなく生み出した価値や結果が全てであるというように感じた。
仕事というのは価値を提供してこそのものであるから、この考えは納得ができる。
結果は出ませんでしたけど、頑張りましたでは、仕事としてはナンセンスである。
だから、結果さえ出せば極端サボりまくっててもいいとのことで、このへんのわりきりがしっかりできているのが良いなと思った。
そして、その結果を出すためには、解けそうな問題にフォーカスしろというのは、納得のいくものである。
また、研究というのはその意味では仕事なんだなと感じたものである。
あと、個人的に他に面白いなと思った点は、この著者がイェール大学で脳神経について専門にやられていたことがあったというところで、理解とは2つ以上の情報がつながることであると言っている点である。
さらに、情報を繋ぎ続けるとつながりが強くなって記憶に残るらしい。
ヘッブ則といわれるものらしく、例えとして、紙を何度も折ると折り線がどんどんはっきりしていくと言っている。
情報に何度も触れるのがいいということなのだろうか?
もうちょっと詳しく見てみたいなと思った。
この本はほかにもいろいろと問題解決の仕方を提示していて、なんか行き詰ったときとかに読んでみると良いのではないかと感じた。
時間を効率的に使う方法~すごい効率化~
金川顕教さんの「すごい効率化」という書籍を読んだので、良いなと思ったところをつづっていこうかなと思います。
この本は、簡単に言うと時間術の本です。
どのような時間の使い方をするといいかといったような、効率化の方法を紹介しています。
本の構成が、14章立てで、それぞれで具体的な方法が記されており、これまたカタログ的な本なので、良いなと思えるポイントは人それぞれあると思います。
自分のいいなと思ったポイントは
- ショートカットキーを使いこなそう
- よく使う単語は辞書登録をする
- 何か新しく始める時には、最初にすでに良くできている人を見て学ぶ
- 記録する際は、文章ではなく箇条書きにて
- やることとやらないことは表裏一体⇒やらないことを考えてみる
- 進捗は必ずオープンクエスチョンで尋ねる
- 50%で見切り発車⇒完璧主義より適当主義で走りながら考えよう
- 集中力の保ち方:集中力を上げようとしないほど没入の状態
- 即断即決で時間を大切にする
- 睡眠のマットレスにはこだわる
- 人が喜ぶような特技を身に着ける
ざっとならべてみるとこんな感じでした。
詳しく見ていきます。
まず、上の4つは、主にいわゆるビジネススキルにかかわるものです。
パソコンスキルを徹底的に挙げて省略できるものはどんどん省略していこうという心持でいてくださいとのことです。
ショートカットキーはいつか集中的にやりたいなと思っていますが、、、
TeXのショートカットキーはわりとやるんですけどね~
5つ目は、思ったより人間やれることが限られているので、何をとり何を捨てるか。
この捨てるという部分に注目しているもので、個人的にはこの考えは大事だと思っています。
やることを決めるのはわりと簡単なのですが、やらないことを決めるのは、整理整頓でものを捨てると決めるくらい強い気持ちが必要になってきます。
惰性でやってしまい、時間を無駄にしてしまった、といったことを防ぐためにも、やらないことを明確化しておくのは大事だと思います。
自分としては、テレビを見ないようにするということを決めています。
6つ目が面白いなと思ったところは、クローズドクエスチョン、すなわち進捗は”進んでいるか?期限内に終わりそうか?”といったような質問の仕方をすると、立場的に、例えば上司が部下に尋ねるといったようなとき、”進んでいます!大丈夫です!”と言わされてしまうようなことになるのが理由となっていたところです。
内心ホントに終わらないと思っていても、言葉では大丈夫ですと言っちゃうと。
立場が上の人になかなか終わらないです、やばいですなんて言えないですよね...
そこを配慮しましょうということだそうです。
具体的には、進捗は今どんな感じなんだ?といった尋ね方をするといいとのこと。
あと、8つ目の集中力のところで、サッカーをしていてボールが回ってきたときは焼き肉食べたいなと思っている場合ではない、ボールに否が応でも集中するだろうと。
その意味で、集中力を上げようとしないと。
つまり、集中力を上げようとすら思わないほど、集中しているような状態になるのが理想らしいです。たしかにそうですね。
いわゆるフロー状態というやつですね。
ただ、具体例が面白いなと思ったので、紹介させてもらいました。
全部書いていると長くなりそうなので、このあたりでひとまず終わりにします。
ぜひ自分に役立ちそうなところを見つけてもらえればなと思います。